うぃんたもっつ 2016 ~スキー/スノボ合宿~


2016年3月5~6日の土日で、毎年恒例のスキー/スノボ合宿『うぃんたもっつ』を決行した我々サタモッツ。
毎年のことながら夜中に出発し、早朝にバトルフィールドである新潟県は湯沢町に到着するという弾丸プラン。

 

今回は、隊内からの女性の参加が “セル” 一人のみという、男性隊員が誰一人喜ばない地獄絵巻のような緊急事態に陥ってしまったため、俺(局長)が綴っている個人ブログの読者さんに声を掛けて、半ば強引に参加してもらった。

本運営に際し何一つ苦労もしていない “ラッチョ” が、その女性たちに挟まれて「両手に花」みたいな状況になっていることが気に食わないが、それよりもこの「うぃんたもっつ」の企画が成り立ったことに俺は安堵していた。

 

ラッチョの何一つ動きのないクソつまらない写真と比べて、俺が入る写真には躍動感を覚えずにはいられない。
両脇に女性を侍らせて写真を撮るのであれば、せめてこれくらい腰のツイストを入れるべきである、大人の男であれば。

 

さて、我々一行が訪れていたのは、「かぐらみつまたスキー場」。
この日は、気持ちいいくらいの快晴で、メンバーの表情も浮かれていた。

俺が招聘した女性メンバーとペアでリフトに乗ったラッチョは、明らかにスキー以外の浮ついたことを考え始めていた。

 

今年は、俺の他に誰一人として写真を撮ってくれる気の利いたメンバーがいなかったため、初日の滑走風景は上記の写真のみという想定外の結果となった。
よって、舞台は滑走後の宿での時間へとシフトする。

昨年の同企画でも見た光景だが、俺と27歳の若僧との間で繰り広げられる「二段ベッドの上の段争奪戦」において、今年も俺の勝利により、俺が上の段、若僧が下の段という図式が確定した。

 

その後、宿にもお風呂はあるのだが、せっかくだからと近くの広い温泉施設へと移動する我々一行。
しかし満員で入れず、一旦宿へ引き返し、夕食後にもう一度訪れるという無駄な往復を強いられたりしていた。

 

夕食とお風呂も無事に済ませたところで、恒例の宴会に。

これまた写真を撮ってくれる気の利いたメンバーが一人もいなかったために、缶ビールを飲みながら乾杯シーンをライブ撮影することになっていた俺。
揃いも揃って残念な大人たちである。

 

初日の滑りについての反省やアドバイス交換など、技術向上のための積極的な会話など一言も交わされず、只々どうでもいい質の低いトークが交差する部屋。

バドミントン同様に、向上心のない残念な面々である。

 

宴が始まって間もなく、若僧が睡魔にやられて眠りに落ちようとし始めた。
車を出してもらったことを考えれば、確かにこの日の貢献度は高いかもしれないが、同様に車を出している俺からしてみたら、この時点での疲れなど、むしろウォーミングアップ程度のもの。

絶対に寝かすまいと、あの手この手でお越しに掛かるが、頑なに起きようとしない若僧。

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結局そのまま若僧は寝続け、さらには残った面々も年齢による疲れからかパフォーマンスが急降下。
宴も早々にお開きとなり、大した盛り上がりを見せることなく、この汚い写真のとおり爽やかさを一切感じない朝を迎えることとなった。

 

日頃の行いからか、二日目もお天道様が味方してくれたかのような快晴で、エクスタシーを感じるくらい気持ちよく滑ることができた我々。

写真のラッチョはその天気と景色の良さに、なぜか途方に暮れていた。
否(いな)、きっと昨日からの続きで、俺が連れてきた女性メンバーとの何か浮ついたことを考えて、スキーがおろそかになっているのだろう。

 

こうして、天候にも恵まれたゲレンデで二日間楽しめた今年の「うぃんたもっつ」。
隊内からの女性参加がセル一人だけということを除けば、いい企画だったと思う。
来年は、大勢の男女隊員でもっと盛り上がりたいものだ。

 
ちなみに・・・・・


我々はウハウハ社会人にありがちな「オールラウンド・サークル」でもなければ、スキー/スノボを通した「婚活サークル」でもない。
純然たるバドミントン・チームである。

ついては、例え新潟くんだりまで遠征していたとしても、その修練は決して怠らない。
滑走後は、駐車場で素振りとフットワークというストイックなスケジューリングである。

 

スノボ用ブーツでのフットワークは実に動きづらいものだが、パワーアンクルを装着しているかのような気持ちで必死に足を運ぶ隊員たち。
ゴーグルを外さない理由は、俺もよく分からない。

 

フットワークが終わったら、そのまま基礎打ち。
雪国特有の乾いた風にシャトルが飛ばされることも多いが、そんな小さなことは一切気にせず、ただひたすらにシャトルを追う隊員たち。

 

こうして、スキー/スノボをウォーミングアップ代わりに、本業のバドミントン練習に小一時間ほど汗を流した我々サタモッツ。

納得のいく練習ができたところで、ようやく帰り支度を始め、雪景色に名残惜しさと後ろ髪を引かれる思いを感じながら、帰路へと就いた。

 

途中、サービスエリアで遅めの昼食を取りながら、他愛もない会話を繰り広げるが、その中でラッチョだけは別のことを考えていた。
このまま解散してしまうと、俺が連れてきた女性メンバーと「連絡先を交換する」という密かな野望が果たせないのだ。
まったく食事に集中できないラッチョ。

 

その後、意を決して連絡先を交換したラッチョだが、この一週間後にさらに驚くべき報告をされた。

「付き合うことになりました」
スキー/スノボ合宿を、やっぱり出会い系の合コン扱いしていたらしい我がサタモッツ隊員の意識の低さ。

こうして、おかしな衝撃と共に今年の「うぃんたもっつ」は幕を閉じたのだった。

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